冠島上陸記 〜老人嶋神社祭礼〜
舞鶴の沖合い約10km、若狭湾にぽつんと浮かぶ無人島、冠島。
オオミズナギドリの繁殖地として島全体が天然記念物に指定されている。
そのため島への上陸は禁止されているが、
年に1度、この島に祀られる老人嶋(おいとしま)神社の祭礼関係者のみ、上陸が許される。
小橋(おばせ)の漁港から祭りに参加する漁船に便乗させてもらい、
初めての冠島上陸が実現しました。
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小橋の漁港から、笛、太鼓のお囃子でにぎやかに出港。上の写真の隅っこ、かすかに三角に見えるのが目標の冠島。 | ||||
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他の漁港からも次々と参集。冠島に近づくと再びにぎやかなお囃子が始まる。 | ||||
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いよいよ始めての上陸。荒波で打たれた大きな丸い岩がゴロゴロ、慎重に歩を進め神社へ向かう。 | ||||
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漁の安全や、大漁を祈願しておごそかに神事が行われる。 |
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祠を守るように大きな老木が立ち並び、その根元にはオオミズナギドリの巣穴が点在する。 | ||||
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神事も無事終了、浜に戻って楽しい宴のひと時。時ならぬ来客にカモメの出迎え・・・いや、おこぼれの争奪戦。 | ||||
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子どもたちの歌声や歓声が静かな無人島に響き渡るのもつかの間、やがて離島の時を迎える。 | ||||
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島の近くで何度も周回して、別れを惜しむ。 他の漁船はそのまま漁港に戻ったようですが、私たちの船だけ、更に北上し、沓島へ向かう。 |
舞鶴市内からは見えない冠島の裏側。写真は逆光ですが、新緑が輝いていました。
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沓島は断崖絶壁の岩山、こちらはウミネコの繁殖地で、フンで真っ白になった岩が点在。 | |||
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沓島から見る冠島(写真;左)と、冠島から見る沓島(写真;右)。 | |||
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小橋の漁港に近づくと最後のお囃子。浜で迎える人々に無事に帰港したことを告げて祭りが終わる。 |
今回お世話になった海幸丸です。ありがとうございました。
21.06.01 舞鶴市 冠島にて