雄島まいり

若狭湾の真ん中にぽつんと浮かぶ無人島、冠島。

この冠島に祀られる老人島(おいとしま)神社の例大祭が雄島まいりです。

若狭湾に面する、三浜、小橋、野原の三つの漁港から漁船に乗り合わせて島に向かう。

天然記念物に指定されている冠島は通常は上陸禁止ですが、

地元の祭礼のこの日だけは特別に許される。

今年の祭礼の当番、野原漁港より雄島まいりに参加させていただきました。



大敷網で捕獲した大量の魚が水揚げされ、祭りの朝も野原漁港は活気で満ち溢れていました。

水揚が終わったばかりの漁船に、大漁旗や奉納旗が飾られ、祭りの準備が進む。

笛、太鼓の賑やかな祭り囃子でいよいよ出発、冠島は遠くもやの中に浮かんでいる。


やっと冠島に到着。すでに多くの漁船が着岸して上陸を始めていた。

再び祭り囃子を奏でる、神様に来島を告げるのであろうか。
おごそかに神事が行われ、海上交通の安全や豊漁を祈願。
神事のあと、海岸にて宴の始まり。おこぼれを目当てに海鳥も集合。
船長さんのご好意で帰路は冠島をぐるりと周回、すぐ北に浮かぶ沓島も遠望する。
冠島北東端。大きな岩が絶景。 冠島北西端。奥に沓島を望む。

浜辺沿いに舟屋が並ぶ野原漁港に無事帰港。

本年の当番、野原の区長さんはじめ関係者の方々にたいへんお世話になりました。

ありがとうございました。






平成22年 6月 1日 舞鶴市野原〜冠島にて





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