由良ヶ岳登山


先々週の赤岩山登山に続き今回は由良ヶ岳に挑戦しました。

舞鶴市と宮津市の境界に位置し、標高620mで俗に丹後富士とも呼ばれ、

若狭湾の眺望にも恵まれ、割とゆるやかで登りやすい人気の山のようです。

「紅葉の由良ヶ岳自然観察ハイク」ですから、老体でも大丈夫であろうと、

台風一過、好天に恵まれるであろうと期待しつつ、いざ出発。




下漆原の三叉路を、先々週は左折でしたが今日は右折、上漆原の登山口に向かう。


登山口から西峰まで4.3km、約2時間かかるようですが、

今にも降りそうな天候が気になるので、工事中の林道を使って約半分を車で移動。


登りは「チャレンジロード」と名付けられたやや急勾配の山道から西峰を目指す。

霧が立ち込める中を山野草を捜しながら進むが・・・

どうも今年は猛暑の影響か花や実が少ないようです。


およそ1時間で西峰に到達。

天橋立や栗田湾が眺望できるはずだったのですが・・・、濃霧で視界0状態。

小休止の後、1.8km離れた東峰に進む。

立派なもみじの木も紅葉はもう少し先のようでした。 坂のきつい宮津側からの登山道の分岐点。


尾根沿いの緩やかな山道だったので30分程で東峰に到達。

山頂から南方向に、先日登った赤岩山も見えるのですがあっちもこっちも雲だらけ。

山頂に祀られた虚空蔵菩薩にお参りして、周辺で昼食開始。

願いが通じたのか、突然のように霧が流れ、頭上からは日が射し始め、視界が開けてきた。

由良川が若狭湾に流れ込む河口付近。手前は宮津市由良、対岸は舞鶴市神崎地区。

左側、遠くかすかに丹後半島。 若狭湾に浮かぶ冠島もかすかに見える。


かすかに色付き始めた槇山の向こうに霊峰青葉山がそびえる。

空気が澄んだ季節には遠く白山まで見える時もあるようです。

舞鶴湾や市街地方向。

肉眼ではもう少し見えたのですが。
青空も覗き始め、しばし眺望を楽しむ。

天気予報では午後からは雨。降り出す前に下山する事に。

西峰方向に戻り、途中から「フィーリングロード」と名付けられたゆるやかな遊歩道で下山。


下山途中、見上げれば今まで登っていた由良ヶ岳の東峰山頂付近が遠くに見える。

間もなく紅葉も見頃を向かえそうだと思いつつ、足早の下山でした。







平成22年10月31日 舞鶴市 由良ヶ岳にて





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